こんばんは長後の黒田です。
先日のGW連休で小旅行の一環で関西は和歌山県へと赴きました。
その目的地とは
かの真言密教の開祖、空海が未だに瞑想を続け修行に励まれていらっしゃる聖域、高野山の奥之院へと参じました。
真言宗を広めそしてその人生全てを限りある肉体から即身仏となり全ての人々の為に悟りを開く為の無限の修行されていると言い伝えられてます。
その奥之院ですがこの一ノ橋から約2kmの最奥にある 御廟 という仏閣に空海…ここでは弘法大師と呼ぶべきでしょう、その弘法大師が永遠の瞑想をされている場所であります。
早速聖域へと足を踏み入れていきます。
歩き始めるとそこには参道の周囲は墓石、お地蔵様、慰霊塔犇めきあってる風景が広がっています。
しかし本当に体感して不思議だったのですが、全く怖さや不気味さは感じないむしろ安堵感すら感じる空気が満ちている神秘的な場所でした。開山から1300年かの豊臣秀吉や織田信長の墓碑すらこの地にあり日本史においても重要な人物達もこの高野山に墓碑を建てる事で弘法大師の近くで眠れる事を望んだのでは無いでしょうか。
この1つ1つが全て誰かが生きていた証でありそれを未来永劫この地で眠り続けてると思うと人の一生とは刹那的な時間の中での一瞬なのではないかと考えてしまいます。
木の根元には今でも誰かが大切にしているお地蔵さんがたくさんいました。
ただ一番強烈な印象にあるのがこちらの化粧地蔵ですね。見た目はかなり怖いですがwこちらのお地蔵様なんでもお化粧をしてあげると自分も美しくなれるというご利益があるありがたいお地蔵様なんだそうです。お供え台には口紅とかマスカラとかのコスメがおいて有りましたね、これ使ってお化粧してあげるらしいです。
さて最奥の御廟の入口まできましたが、ここからは本気の聖域なので写真や動画は全て禁止なんなら騒ぐことすらご法度の空間になります。
その最奥の御廟の様子を言葉にすると尊くそして畏怖すら感じるそんな場所でした。
御香の煙がみちあふれその前にそびえる御廟の前に全ての人は言葉すら発さずただ掌を合わせてその前に佇み、そして回廊には修行に身を投じる僧侶達が一心に読経を唱えている厳かな聖域でした。
因みにこの奥之院で最も興味深いものが「生身供」と言われる1300年毎日欠かす事なく続けられている御勤めがあります。ネット画像の転用ですが
簡単に言うと弘法大師へ朝食と夕食を届けているんです。(1300年毎日!)そして先頭にいる僧が唯一御廟に入ることが許された「維那」と呼ばれる高僧なのです。もちろん掟で中の様子は同じ僧侶達にも他言する事も許されていないまさに聖職者の頂点みたいな方々なのです。
文化や伝統、その継承と継続、一度足を運べば人生観になにか変化や気付きを与えてくれるそんな崇高な気持ちにさせてくれる場所、それが高野山でした。
おまけ
奈良寄ったときにベンチに腰掛けるせんと君にデイトレードを持ちかける黒田氏の写真になりますw
ではまた😃