みなさんこんばんは長後店の黒田です。(*’ω’*)
さてさて今回はいつもの感じの呟きではなく、多趣味な私のもう一つの好きな物を開示しようかと思います。
それがコチラ
実は廃墟フェチだったりもしますW
今回東北地方某所にある鉱山の採掘従業員の住宅群の跡地に残る遺構を訪れてみました。
鉱山が閉山してそのままおよそ50年近く放置されているこの建物ですが沿道からもすぐ近づけるためこの一棟はかなり近距離で見ることができました。人工物が年月で緑に侵食されていく情景が虚しさや哀愁にも似た不思議な気持ちにさせてくれます。
人間が創り出し役目を終え棄てられる。何か人の業とも言えるものがそこに存在し続けているようなものを感じさせてくれます。
そして少しだけ内部に入ります。無論崩壊を始めている建物なので細心の注意を払いながらのぞいてみましょう。
元々は従業員の個別の部屋になるのでしょうか大きな窓が開いていて床板は土塊となりどこから来たのか木が生えてるこの光景に引き込まれそうになります。
おそらく給仕場兼食堂だったところではないでしょうか。奥の段になって抜けてる所から食事を受け取るような作りだと思います。
此処も緑の侵食と崩壊のコントラストに心が揺さぶられます。
RC構造の三階建ての建物ですが上に昇る階段が踏み込むとミシミシとヤバイ感触でしたのでおとなしく退去することにしますw
廃墟を嗜む上での一番大切な事ですが 引き際を誤らない事だといつも心に刻んで探索してます。
そしてこの廃墟群の一番の映えポイントが少し移動すると現れる・・・・
鉱山従業者のための住居群です。
この日は濃霧で目視がかなり困難でしたので写真編集にて解像度等を細工して建物が見えるようにしてありますがこの建造物がさらに奥に11棟も野ざらしになっています。
この住居群に当時は数千人の人が暮らしていて学校、病院、商店、果ては映画館までがこのエリア一つにあったそうです。ちなみにこの場所は標高が数百メートルに位置しており当時の鉱山労働者の収入は普通の会社勤めの人よりもはるかに良かったようで麓の人々からはこの山頂にそびえる一つの町とも呼べるこの地を「雲の上の楽園」とも称していたそうです。しかし石油等がエネルギー産業の主軸となっていったことで1970年代頃に閉山となり数千人いた人々もこの地を後にしたとのことです。
廃墟、そこには何かしらの人の軌跡や時代に翻弄された物語が必ずあります。繁栄と衰退 人の人生にも置き換えて考えさせてくれる不思議な魅力が詰まってるのが廃墟に馳せる浪漫ではないかと思います(´-ω-`)
いつもとちょっと違う長後黒田の呟きでしたwではまた(^^)/