休日ソルジャーの奮闘記 ACT18

皆さんこんばんは。さて今週もやってきましたぜ・・・・木曜担当の黒田です(*´▽`*)

ここんところ大分過ごしやすくなってきて涼しさがありがたく感じるこの頃です。
そしてこの時期にどうしてもやっておかないとイカンことが、そう 衣替えです。
大体にして基本私服に関していうとかなり無頓着な方で大した数が無いので衣替え言うても大したことが無いのです。

ただし・・・・・私服に限ってです。もう一度言います。 私服に限ってです。・・・・私という人間をブログ通してご存じの方なら察しがつくかと・・・

私の言う衣替えは・・・

季節と気候に対応するための戦闘行動中の装備変更を指します。

ちなみに私服とサバゲ関連の衣類の所有比率を申し上げると、話し盛らないで

1対9(爆)

うーん我ながら恐ろしいことをしてるもんだw

写真中央部分はすべて防弾装備や各種弾倉を携行するための装備品。
西はアメリカ製から中国、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、とめぐり旧ユーゴスラビア、東ドイツなどなどもりもりな様子です。
実際ミリオタの深度って最終的には銃器よりも装備品にロマンを求め始めるのがこの界隈の特徴かとw
参考までですがこのレベルは界隈からすれば普通レベルです。俗にいうヤバイレベルの方々は余裕でウン百万は溶かしてますww
そんな中で特にロマンが詰まってるのをかいつまんで説明付きでご紹介\(゜ロ\)(/ロ゜)/

まず第一打席 現代装備界の始祖とも言えるマスターピース

56式自動歩槍弾帯(中国)

1956年前後に誕生しているAK47ライフルの中華コピーの56式自動小銃の弾倉を携行する目的で生まれた装備
いかにシンプルかつ合理的に歩兵の装備携行を行うかを考え抜いて出来たのがコレ。胸掛けの様に装着するものでこの形状の装備は統一してチェストリグと呼ばれており必要最低限の戦闘に必要な物を胸の辺りに集約することで弾倉交換等の作業をスムーズに行える形状をしておりなおかつ当時の人民解放軍の1歩兵が携行する弾倉3本、手榴弾2個、ライフルのメンテナンスツールを一つにまとめて持てる優秀な設計でもあります。そして最も評価されるべき事がこの56式弾帯がそれ以降に開発されてきたチェストリグのほとんどがこの形状をベースにして作られている事です。登場からベトナム戦争、アフガニスタン侵攻、イラク戦争と半世紀以上の世界の動乱を共にしたまさにミリタリーギアのフロンティアとも言えるのがこ56式チェストリグなのです。

第二打席  広大な大地と世界の覇権を目指した赤き共産主義の幻影が宿る

SSO製 ドラグノフチェストリグ(ロシア)

旧ソ連製 ドラグノフ狙撃銃のマガジンを五本とシグナルフレア(発煙信号筒)を1本携行することができるチェストリグ。
旧ソ連からロシアへ民主化した流れに合わせロシア軍の装備も独自路線から世界基準へ移行する流れで歩兵装備も更新されていきました。その中で装備品の形状も他の国で採用される合理性に影響を受けてそれまでの一癖あるロシア装備から棘が取れたのを感じるところもあります。しかしそれは共産主義から民主化を果たした故の合理性、共産主義時代は軍関連の製品は国そのものが開発するのが当然であり伝統や旧体制からの脱却はタブーともいえるものです。民主化を行えば市場は競争化社会に変わります。民間の様々な企業が軍部への納入競争をすれば世界基準で装備も開発していく流れは当然の流れになります。国家が変わるという事をこの装備から垣間見れるのもまたロマンではないでしょうか(笑)

第三打席  支配と解放と変革を見続けた赤土の大地

P83 チェストリグ(南アフリカ)

何度となく内戦と国の統合と消滅を繰り返してきたアフリカ大陸で南アフリカが作り出した万能チェストリグがこれ
基本は前途の56式チェストリグを模倣したデザインですが南アフリカ国防軍の装備品の不統一性に対応するためにユーテリティを備えているのがこの装備。各歩兵の持つライフルの統一性が極めて不安定なこともありこの装具一つですべてをカバーしようと考えられているため
このチェストリグだけで4機種位のライフルの弾倉形状に対応できるように設計されています。また独特のヌートリアと呼ばれるブラウンカラーが特徴的で他の国ではあまり見かけない色合いで作られているのが面白いところです。

そして第4打席  混乱からの復興とテロの脅威に晒される中央アジアの要所

LBT6155A ボディアーマー(アフガニスタン)

おそらく所有している中で一番レアな逸品だと思います。
かのタリバン政権からカルザイ政権に移行したアフガニスタンですが政権が崩壊するという事の混乱は途方もない秩序の乱れと
公的機関のマヒという惨事を引き起こしていました。国内で頻発するテロの被害と失業者や貧困層の増加。国としてはもはや満身創痍からの新政権樹立から始まった新生アフガニスタン。この事変に大きな影響を与えたアメリカは駐留するこの国で治安維持を名目に活動を続けていましたがもう一つの急務を処理しなければなりませんでした。それは一度解体した旧政権から新たに軍、警察、等の治安を維持する機関を再編成しなければならないという事です。アメリカは新アフガニスタン国軍 警察に対して兵士、警官への訓練、装備品の供与等の支援を行いました。その中でANP(アフガニスタン国際警察)と呼ばれる機関に対しての装備供与で与えたのがこのLBT6155Aです。
LBTとはアメリカ軍向けに装備を供給しているメーカーであり NEVY SAELs(海軍特殊部隊)への納入実績を持つ大手でもありこのメーカーにアメリカが現地向けの装備の発注を行って納品されたのがこれになります。この6155A非常に低コストかつ大雑把な作りでいかにも急造品感は拭えない物でサイズもフリーサイズのみの設定で正直釣り道具入れるベストの方が全然作りが良いと思いますw
しかしながらこの急造品感こそが心くすぐる逸品でもあります。余談ですがこの装備基本的に現地から何等かの理由で日本に流れてくる為日本では数着しか入ってないためかなりのレアアイテムではあります。ちなみにお値段的にはヴィトンのそこそこのバッグと同じくらいとだけ申しておきますw

とまあ一部ですがこんなもんばっか集めてしまうのもオタクの性なんですね(*’ω’*)こういった装備品には大なり小なりストーリーがあるのですその片鱗に触れてみたいというのも物の価値なんでしょう。まだしばらくは収集熱は収まりそうもなさそうですねww

ではまた来週(^^)/